株式会社力の源ホールディングス河原成美

日本では前科がつくと、再出発をしようにも世間の目が厳しく再犯につながってしまうことも多々あります。博多一風堂を始め、福岡を中心に飲食店を数多く運営する株式会社力の源ホールディングスで代表取締役社長を務める河原成美さんは見事に更生し、東証一部上場企業を誕生させるに至ります。

河原成美さんの経歴

河原成美さんは1952年生まれで現在69歳です。父親は高校の美術教師の河原成美さん。大学卒業後は役者志望で劇団に所属、しかし鳴かず飛ばずで地元に出戻り、スーパーマーケットに入社。兄たちは立派に成長する中、末っ子の自分だけが取り残され、段々とグレていきます。その結果、店の商品を横流しし、それが発覚して逮捕、執行猶予つきの有罪判決を受けます。教師だった父親が、すべて自分の責任であると裁判所で涙を流しながら謝罪する光景を見て、改心しようと決意。とはいえ、執行猶予の状態では仕事に就けないことから、兄のツテを頼ってパブ経営を始め、必死に仕事をこなし、1985年、一風堂をオープンします。

博多ラーメンの歴史を変える

今でこそいいイメージを持たれる博多ラーメンですが、当時は食べることすらままならず、味なども一見さんを突っぱねるようなクセが強く、悪いイメージが先行。河原成美さんはこれを変えるべく、BGMから変えていき、味も初心者も親しみが持てるものに変化、誰もが知る博多ラーメンのイメージを作り上げます。

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