株式会社タスカジ 代表取締役 和田幸子 さんについて調べてみました

近年のライフスタイルの変化で、夫婦の在り方や子育ての在り方、そして家事の在り方が様々な変化をしています。これまでは「家事は女性がするもの」という古めかしい慣習的なものがありました。これは終身雇用が当たり前であった時代、「夫は1社に勤め上げていれば身分と収入が保証されていた」からこそ成り立ったライフスタイルでした。今は景気低迷や働き手の不足、終身雇用の崩壊、そして何よりも女性の社会進出が後押しをした事で夫婦共働きをする世帯が増え、多くの世帯で家事が負担になることが増えています。そんな現代の社会課題を解決するためにできた会社が家事シェアサービスを手掛ける株式会社タスカジです。今回はタスカジの代表取締役 和田幸子さんについてご紹介いたします。

和田さんの経歴

和田さんは1975年に兵庫県川西市でお生まれになりました。兵庫県内の進学校である川西緑台高校に卒業後、横浜国立大学へ進学されます。大学の経営学部で会計情報学を学んだ和田さんは、卒業後に富士通へと入社し、6年間システムエンジニアを経験されます。その後富士通の社費留学で慶応義塾大学の経営管理研究科(MBA課程)に進学。留学後は富士通でWEBマーケや新規事業の立ち上げに5年間従事されます。その後2009年に第一子を出産し、2013年に富士通を退職。部乱入スタイル株式会社というタスカジの前身の会社を立ち上げます。和田さんは2015年に政治経済、社会のエグゼクティブプログラムを学ぶためにシンガポールへと留学されています。和田さんは子育ての合間に家事を従事しながら自身が苦手であったことで家事代行サービスを探していました。その中で日本に家事代行サービスの会社が少ないことに気づき、タスカジの立ち上げを決めます。
そこで生まれたタスカジとは働く女性とハウスキーパーのマッチングサービスで、和田さんはハウスキーパーという新たな雇用口も作ってしまったのです。働き方の多様化が進んでいる現在、このタスカジのサービスは社会から受け入れられます。ハウスキーパーの時給も1200円から2100円。相場から考えるとかなり高めの給与設定ではないでしょうか。普段日常的にやっている家事がお金に変わる。これは本当にインパクトの大きな事業でしょうね。

まとめ

今回は和田さんについてまとめました。女性起業家が増えていく中で、女性に向けたサービスを提供する会社はきっと増えていくことでしょう。日常生活の課題をビジネスに転換する手法は昔から多かったですが、ITが発達した現代だからこそ成り立つビジネスの一環といえそうです。

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