ビジネス知見のナレッジシェアという新しい考え方。株式会社ビザスクCEOの端羽英子さんについてまとめてみました。
導入
個人や企業が持つ資産やスキルを、他人にシェアする「シェアリングエコノミー(シェアリングサービス)」という考え方は近年非常に人気を博しています。働き方改革やクラウドソーシングという考えとともに発展してきたシェアリングエコノミーという概念に目をつけて事業拡大をしている株式会社ビザスク。今回はその代表である端羽英子さんの輝かしいキャリアと創業経緯についてまとめてみました。
端羽さんの輝かしい経歴
端羽さんは熊本県のご出身。高校まで地元で過ごされたのちに東京大学の経済学部へ進学。お父様は地銀の東京支店に勤められており、その当時に聞いていた金融業に興味を持ち、大学卒業後にゴールドマン・サックスでキャリアをスタートされるのですが、なんと入社一年目で妊娠をされ、それがきっかけとなり退職をされることに。その後、主婦としての生活を始める端羽さんですが、育児後もキャリア形成ができるように米国公認会計士を取得されます。次のキャリアとして選んだのは世界的化粧品メーカーである日本ロレアル。そこで予算立案や管理業務に従事します。
その後、ご主人の仕事の都合でボストンへ移住。現地のビジネススクール受験を決意し、マサチューセッツ工科大学に入学、MBAを取得。帰国後には金融業である投資ファンドのユニゾン・キャピタルに入社し企業投資を5年間経験されます。帰国後に離婚された端羽さんは、シングルマザーとして働きながら子どもの子育てをされていたそう。
自分で書いていながら、輝かしい経歴すぎてちょっとついていけません。こんな人物がいらっしゃるとは…。本当に世界は広いですね…。
ビザスクの創業経緯
ユニゾン・キャピタルで経営に携わった経験をもとに自分も起業したいという想いにかられ、端羽さんは同社を退職。ECサイトの立ち上げを考案し、既にECサイトの立ち上げ経験を持つ方に相談を持ち掛けたところ、徹底的にダメ出しをされたとか。「こういったアドバイスは、お金を払ってでも聞きたいという人がいるのでは?」そう考えた端羽さんは、2012年に会社を設立。翌年にはビジネス知見特化のスキルシェアプラットフォームである「ビザスク」をリリースされます。立ち上げ当初は苦労した集客も、クラウドソーシングやシェアリングエコノミー、働き方改革という風潮が後押しし、アドバイザーや登録会員が増加。現在では日本屈指のプラットフォームへと成長しています。
まとめ
女性経営者についてまとめる機会はあまり多くないので、非常に貴重な経験となりました。ビザスクでスキルを身に着けた女性が、端羽さんのように経営者となり、日本にもっと女性が代表となる会社が増えていけば嬉しい限りですよね。
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