チロルチョコ株式会社 取締役社長 松尾裕二さんの経歴をまとめてみました
20円程度で買えて、様々な味が楽しめる駄菓子の定番商品、チロルチョコ。最近ではご当地物やキャラクターとのコラボ商品等もあり、忘れていたころに手に取る商品ではないでしょうか。今回はそのチロルチョコを製造販売するチロルチョコ株式会社の代表取締役社長 松尾裕二さんについてまとめてみようと思います。
松尾さんの経歴は?
松尾さんは1986年生まれの福岡県のご出身です。株式会社チロルチョコは2004年に分社化されたもので、その前は松尾製菓株式会社という社名でした。チロルチョコ株式会社という名前はあまり聞きなれませんでしたが、そういう事だったんですね。創業はなんと1903年、松尾さんの曾祖父が創業し、当時炭鉱の町として栄えていた福岡県田川市において労働者に対して飴などを作っておられたそうです。戦後になるとチョコレートなどが入ってきたため、オーストリアのチロルから名前をとったチロルチョコを開発します。キャラメルのバラ売りがヒットしたことで、これならチョコでもやれると決断、あえてヌガーを入れることでコストを下げられることから、チョコレートとして販売できる限界にまで配分を考えて製造してから売り出します。
松尾さんは4代目社長。高校時代はストリートダンスをやっており、大学時代までずっと続けていたそうです。立教大学を卒業後、一度コンサルタント会社に入社してから2011年にチロルチョコ株式会社に入社、販売・製造・開発など様々な部署を経て、2017年チロルチョコ株式会社、親会社である松尾製菓株式会社の社長に就任します。
これまでの社長は、前任者がやってきたことを引き継ぐのではなく、その代で新たなことを始めることに挑戦する人が多いと思います。松尾さんは海外で勝負をかけることを考えており、日本の旅行者が海外のコンビニを訪れた際に、ご当地のチロルチョコが食べられるような環境にしたいと語っています。必ず現地に行き、自分の目で確かめることを心がける松尾さん、世の中の最先端を取り入れるのではなく、面白そうなものを提案することにこだわりを見せており、チロルチョコの多様性と可能性、そして汎用性を感じ取ることができます。
まとめ
一個数十円のチロルチョコ、様々な味を楽しむことができるので、筆者も大の大人ながら時々数個購入する機会があります。薄利多売なビジネスのように思えますが、創業から100年をゆうに超えている事を考えると、駄菓子メーカーもなかなか侮れないなぁと感じます。日本人ならだれもが知っているであろうチロルチョコの将来はどのようになるでしょうか。4代目社長である松尾さんの経営判断が非常に気になりますね。
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