グッデイならできる♪でお馴染み、ITで流通業界に改革をもたらすグッデイ代表の柳瀬隆志さんについてまとめてみた

導入

福岡県をはじめ北部九州を中心にホームセンターを展開する株式会社グッデイ。「グッデイならできる♪」というCMをご覧になられた方もいるのではないでしょうか。このグッデイはモノを売る従来のホームセンターから、ライフスタイルを提案する体験型ホームセンターへの変革を進めています。また、ITを活用した売り場改革にも着手していて、これまでの流通業界の常識を変革することに挑戦し続けている企業でもあります。今回はグッデイの代表 柳瀬隆志さんについて調べてみました。

柳瀬さんの経歴

柳瀬さんは1976年に福岡県に生まれます。もともと物静かでおとなしい少年だったといいます。そんな柳瀬さんの人生の転機が中学生になった時に親から買ってもらった一台のパソコンでした。パソコンを買い与えられた柳瀬さんは雑誌のプログラムを入力して遊んでいました。高校卒業後は東京大学に進学し、インドアな生活が一転。ボート部に入部した柳瀬さんは1年生ながらエースポジションに抜擢されました。大学で4年間ボート部に専念した柳瀬さんは、三井物産の営業として入社することに。困難はあったものの、ボート部で培った強靭な精神がここで発揮されます。データを基にした分析から、会社に大きな利益をもたらした経験は、家業のグッデイの改革へとつながっていきます。

家業を継いだ柳瀬さん

31歳の時に三井物産をやめて地元福岡に戻った柳瀬さんは2年目から本社勤務になります。そこでテレビCM等で店舗イメージの刷新に取り掛かります。想定していたファミリー層というターゲットと、実際の客層の乖離を埋めることとと社内に蓄積された在庫データを用いた売り場の改革。これらにより様々なデータが可視化され、店舗の陳列や売上推移などの改善に役立ちました。
現在ではグッデイのIT活用はさらに進み、売り場の導線分析にIoTを用いるようになりました。そこでお客様導線と店員配置などを分析し、最適な配置を考案します。さらにAI活用も計画しており、今後のグッデイはIT×流通という構図で業界改革をさらに加速させていく予定です。

まとめ

柳瀬さんがITを積極的に活用する背景には、人材を活かしたいという真意のため。自社の販売員の接客力を信用しているからこそ、バックヤードの管理業務などをすべてITで代替し、販売員とお客様との接点と時間を増やすという狙いがあります。IT活用に自社の強みをさらに活かすという目的を持たせる事で、同社は今後も大きく成長していくことでしょう。

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