森田香央里アシストマーケティング代表が提案するブックメーカーを通じた意識改革

アシストマーケティングの代表取締役社長である森田香央里さんは、感情的なマインドで善悪を判断しようとする日本人に対して疑問を持っています。もっと物事に対してシビアに捉え、感情だけで正しいものすら拒もうとする状況はあまりいいことではないと断言します。何をすれば物事をシビアに捉え、自分事として考えるようになるのかを考えた際、日本でもブックメーカーを合法化して導入するべきではないかと考えます。

天気や議席数が賭けの対象になるイギリス

ブックメーカーの発祥地といえばイギリスです。イギリスのブックメーカーは、スポーツや競馬の賭け事ばかりを扱っているのではなく、世間の出来事なども賭けの対象にしています。どこの空港が一番雪が積もるか、1年間で一番暑い地域はどこか、一番雨が降る地域はどこかなども賭けの対象です。政治的な賭け事では、議席数はどれくらいになるか、誰が首相になるかなどもあり、かなり長期的な賭け事になると、その当時は荒唐無稽っぽさがあっても、段々と現実味を増し、本当に実現した際に、荒唐無稽っぽさがある時に賭けていた人は一気に大金を手にすることもできます。

森田香央里さんが決してギャンブル好きで、ギャンブルをしたいからブックメーカーを導入すべきだと考えているわけではありません。これらのことを真剣に考えるために、日本の場合はお金を賭けない限り、自分事として捉える人は少ないのではないかと考えており、目を覚まさせるために多少手荒なことをしていいから、賭けの対象にしていくべきではないかと考えています。もちろん、これ以上にいい案があればそちらを目指していけばいいというのは森田香央里さんも分かっています。

ブックメーカーのオッズは忖度なし!シビア!

森田香央里さんがなぜブックメーカーを合法化すべきと考えているのかのもう1つの理由が、シビアな現実を突きつけることができるからです。一番わかりやすい点ではサッカーワールドカップが挙げられます。例えば、日本がグループリーグを突破する確率はどれくらいあるのかを見ると、グループリーグ敗退で終わる可能性の方が高く、日本代表を取り巻く環境はあまりいいものではないと実感できます。しかしマスコミは、日本代表は素晴らしい、ベスト8も狙えるのではないかと盛り上がり、シビアな現実を国民に教えようとはしません。大会が終わり、グループリーグ敗退が確実になってから、あの時はこうだった、日本代表のあの部分が良くないと言い出すのです。

最初から厳しそうと分かっていれば、マスコミの報道は間違っている、スポーツ新聞を1部でも売りさばきたいからそのようなウソをついているんだと分かるはずです。日本ではあまりにもマスコミや自治体の言うことを信じすぎ、疑いの目を向けることをよしとしません。それができるようになれば、マスコミも自治体も警察もむやみなことはできないと気を引き締め、クリーンに、正確なことを伝えようとします。欧米各国でそのような意識が強いのは、ブックメーカーを合法にしていることと無関係ではないはずだと森田香央里さんは考えます。

誤審への辛辣な態度の違い

森田香央里さんはスポーツが好きで、オリンピックなども楽しみにしていますが、ブックメーカーで賭けてまで楽しもうとは1度も思ったことがないそうです。お金を賭けて楽しむのはドーピングと同じであり、興奮する一方、負けた時の精神的ショックが計り知れず、あまりいいことではないと否定的です。ただ、誤審に対する世間の目の厳しさが強まることに関してはかなり好意的であり、一過性の感情論にとどまりやすい日本の現状に厳しい目線を向けられると期待します。

日本で誤審が起こると、これは問題だ!とその場では騒ぐものの、審判の判断が絶対、誤審もサッカーの1つ、などの意見が出てきて、抜本的な改善策が出てきません。ブックメーカーやスポーツベッティングがある欧米でも当然それらの意見はあります。ただ、お金が賭けられている分、かなり辛辣な意見が長く出続けてしまうので抜本的な改善策を出さざるを得ないのが実情です。日本ではあまり前のめりではないビデオ判定なども海外では積極的に行い、お金をかけて取り組んでいます。少しでもフェアにすることは、誤審をなくすだけでなく審判を守る事にもつながります。加えて、普段から経緯を払い、明らかに間違っている時だけ厳しく迫るなど礼儀を身に着けていくことにもなっていきます。

ブックメーカーを導入すると八百長が増えるなどの意見が出ることも森田香央里さんは把握しています。ただ、プラス面の方が大きいのではないかと考えており、このことで議論が深まることが一番いいと考えているようです。

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